ROBO-ONE(ロボワン)って何だ?

ROBO-ONEは二足歩行ロボットによる格闘技大会です。
ロボット同士がリングの上でワザを出し合い、攻撃がしっかりヒットして相手を倒せば1ダウン。
相手を3回ノックダウンすれば勝利となります。
試合はトーナメント方式の格闘競技、予選は徒競走等で競われます。
世界から集まった二足歩行ロボットの頂点、その栄冠は誰の手に!

大技の瞬間を見逃すな!

試合は真剣勝負。互いに間合いを取りながら、技のタイミングを伺います。
年々技術が向上し、今では歩いたり立ち上がったりはもう当たりまえ。
パンチやキック、投げ技など、ロボットならではの多彩な動きが楽しめます。
相手が宙に舞うような投げ技や、足を高く上げたハイキックなど、華麗な「大技」が決まれば2ダウン奪取。
どんな技が見られるか、試合終了まで何が起きるかわかりません。

出場できるロボットは?

ロボットには体重や重心位置、腕や脚の長さなどについての厳しい条件が定められています。
そのため、足裏を大きくして倒れにくくしたり、パンチのために腕を長くするといったことはできません。
競技に参加するロボットのほとんどが、ロボットの設計から製作、プログラミングまでを選手自らが作成した自作の機体です。
大会はあくまでフェアに。でも創意工夫は大歓迎。
アイデアに溢れる、個性的なロボットたちの勇姿を応援してください。

ROBO-ONE ロボットランキング

3つの競技カテゴリ

競技はロボットの重量や試合形式により、3つのカテゴリーで行われます。

・ROBO-ONE
ヘビー級(3kg以下)のロボットが参加する、ROBO-ONEで最もメジャーなカテゴリーです。
学生、社会人、さらに海外からの参加者も多く、15年以上の歴史があります。
金属同士がぶつかり合う、重量感あふれる迫力のバトルは必見です。

・ROBO-ONE Light
初心者でも参加しやすい軽量級のカテゴリーです。
市販されている認定ロボットでの参加が可能で、重量1kg以下であれば自作のロボットも参加できます。

・ROBO-ONE auto
試合中、選手はコントローラーに触れることはできません。完全自律機体による格闘競技です。
ロボットは搭載されたセンサーやコンピュータを駆使して状況を把握し、行動を自ら判断します。
どんな作戦で挑むかの頭脳戦。操縦とは違う予想外な動きも見どころの一つです。

大会を見たい!

ROBO-ONEの本大会は年2回(2月頃、9月頃)行われています。
また、認定大会も各地で行われているので、ぜひ一度見に来てください。

大会スケジュールはこちら

参加してみたい!

二足歩行ロボット協会で定められた「公認ロボット」であれば、組み立てた状態そのままでも参加できます。(→公認機体)
公認ロボットは、市販のロボットが対象です。初心者でも参加しやすくなっていますので、ぜひ参加してみてください!

公認ロボットはこちら

ROBO-ONE 競技ルール

[試合形式]
 試合は3分1ラウンド制とし、“ノックダウン” または “ダウン数” によって試合を争います。延長戦は2分とします。
 360cm×360cmの角を落とした8角形のリングを使用します。



[ダウンの規定]
 有効な攻撃によって相手が倒れた場合のみ “ダウン” とみなされます。
 効果的なパンチや相手をつかんで投げる技などが主流です。
 ダウン後、レフリーが行う10カウントでダウンから復帰できない場合をノックアウト (K.O.)とし、その試合は相手の勝利となります。
 移動により場外に転落した場合も1ダウンとなります。

[スリップ]
 また、相手からの攻撃によらず自ら転んだ場合をスリップとし、ダウンとはなりません。
 ただし、スリップが多い場合等には、レフェリーにより3歩以上の歩行チェックを課せられ、歩けない場合はダウン扱いとなります。

[捨身技]
 相手を攻撃する前後に、足裏以外がリングに着く攻撃技を“捨て身技”と言います。
 相手がダウンするしないに関わらず、延長戦を含む1試合中に3種類の捨て身技を各々1度だけ行うことができます。

[大 技]
 相手がリングの空中に舞う技を“大技 ”といいます。“大技 ”が有効であれば、 2ダウンを 奪うことができます。
 バックドロップ・背負い投げ・足払い・巴投げ・ハイキックなどが大技と認められています。

[タイムの取得]
 試合中に1度だけ “タイム(試合の中断)” をレフリーに対して申告することができます。
 “タイム” の時間は2分で1ダウンとなります。また自分のロボットが有効な攻撃を受けてダウンしているときは受理されません。

[ロボットの操縦方法]
 ROBO-ONEおよびROBO-ONE Lightでは、操縦は選手による無線操縦、コンピュータによる自律操縦のどちらも認められています。
 ROBO-ONE autoの場合は、ロボットに搭載されたセンサーやコンピュータによる自律動作のみが認められています。

[禁止事項]
 ・しゃがみ歩行、しゃがみ攻撃の禁止:
  膝に該当する関節を90度以下、または股に該当する関節を
  左右合わせて90度以上開いた状態をしゃがみとし、その状態での歩行や攻撃を禁止します。



 ・横攻撃の禁止:
  図のように自機の横方向プラスマイナス45度の範囲への攻撃を禁止します。



<予選ルール>
[予選]
  参加台数が多い場合に、予選として予選は4.5m走を行います。
  ゴールまでのタイム又は到達距離で順位を決定し、上位48台が決勝トーナメントに出場します。
  上位48台には、公式ランキング上位3台および認定大会で決勝出場権を獲得した選手を含みます。
  持ち時間は1分。1分経過した時点でゴールしていない場合は、スタートから1分経過した時点までの距離を記録とします。

[認定大会]
  二足歩行ロボット協会が認定する競技大会です。
  全国各地で行われており、優秀な成績を収めると決勝出場権が獲得できます。

詳しいルールは各大会の競技規則をご参照ください。

ROBO-ONEページ
ROBO-ONE Lightページ
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