S-Knight エスナイト

20XX年、世界は高トルクの炎に包まれた！
基板は焼け、
板は裂け、
全てのロボットが死滅したかのようにみえた。
だが、ロマンは死滅していなかった！

5000番でしょう？
ん、ああおっしゃらないで。
重量がふえる、でも4000番なんて見かけだけで出力はIカットじゃないし、トルクは弱い（5000番比）わ、すぐスピード負けする（5000番比）わ、ロクなことはない。
強度もたっぷりありますよ。
どんな倒れ方をしても大丈夫。
どうぞ回してみてください。
余裕の音だ、馬力が違いますよ。

一番気に入ってるのは・・・

何です？

両手攻撃だ。

ああ、何を！
ああっ待って！
両手で攻撃したらだめですよ！
待って！
止まれ！
うぁああああ！（自分も吹っ飛ぶ）

はい、詰まるところ「ライト機体に5000番突っ込んだら強いだろ」っていうコンセプトの機体です。

高トルクとか言いながら、「こうげきの　はんどうで
エスナイトは　うごけない！」状態だったので5034ではなく5032です。いったいどこのチャンピオンのムー〇ンだよ。

ん？「トルクが過剰なら、クロスリンクでスピードを上げてトルクを下げればいいでしょ」だって？
黙れ、小僧！お前にエスを救えるか！？

まあ、チャレンジはしてみたんですよ、一応。でも、謎の原因で動かなくなるんで断念しました。腕の付け根が謎に2枚の板でできているのは、これのリンク部分を流用したからです。

結果として生まれたのは、ゲンソクマシマシクセツヨメ、な機体です。

これを書いているのは設計担当者なので、モーションと操作を担当してくれているのは別のメンバーです。
彼が何とかいい感じのモーションを作ってくれると勝手に信じて託します（具体的には、コ〇マ兵器とかＫ〇Ｆとか）。

この機体がもし大会で勝ち上がっていたら彼がそれだけがんばったということです。


これで責任転嫁は完了したので私の罪はゼロですね。ね？

最後の免罪符として、この機体は福工大でＮｉｘぶりに周りを見様見真似して制作したライト機ですので、温かい目でみてね♥



「ロボットはァ！　平等ではない。生まれつき足の速い者ォ、美しい者、予算が少ない者、貧弱な体を持つ者ォ、素材も重量も設計もォ、ロボットは皆ァ、違ってェ、おるのだァ。そォう、ロボットはァ、差別されるためにある！　だからこそロボットは争い、競いィ合い、そこに進ン歩がァ生まれる。ロマンはァ！　悪ではない、ロマンを捨てることこそが悪ゥなのだ。大会公認機体はどうだ。圧倒的なパワーを前に吹き飛ばされる。スピードだけに特化した機体はァ、コケる者ばかり。だが…我がS-Knightはそうではない。重く強く、常に歩行をォ続けておる。」
「S-Knightだけが前へェ！！　未来へと進んでいるのだァ。我が特徴ォ、圧倒的トルクも、S-Knightが進ン化を、続けているという証。戦うのだ！　競い、倒し、ダウンし、勝利し…その果てに、優勝がァある！！　オール・ハイル・S-Knightォ！！！」

オール・ハイル・S-Knight！
オール・ハイル・S-Knight！
オール・ハイル・S-Knight！

おふざけはここまでにして……初めましてモーション担当です。この機体を一言で表すと"脳筋"これにつきます。パワーだけは他のどのLight級機体よりもあると信じているのでそれを生かすことができるかどうかは私の腕にかかっているというわけです。というわけで対戦相手になるかもしれない皆様方、S-Knightは騎士ということで騎士道精神にのっとり正々堂々と正面から"回り込まずに"勝負してください。


P.S. これは2025年に2年生だったメンバーが、深夜テンションで書き上げた文章です。素面だと羞恥心で悶えるので、次の担当者は自分で書き直すこと。